Oka Laboratory

臺灣放送協會

日本の統治下にあった台湾では、1925年6月17日に臺灣總督府(台湾総督府)による最初の試験放送が出力50Wで実施されました。その後1928年11月1日に總督府交通局遞信部による試験放送が短波9835kHz(JFAB)と中波(900kHz、1kW)で実施されています。1931年1月15日に臺北放送局(JFAK)が周波数670kHz、出力10kWで本放送を開始し、2月1日に社團法人臺灣放送協會(台湾放送協会)が成立しました。本部は臺北市本町3-3にありました。

1940年に100kW中波送信機を設置した民雄放送所が開所しました。アンテナ用鉄塔は原ノ町送信所から移設されたものです。1942年10月10日には民雄放送所から本島人(台湾人)向けに第2放送が始まりましたが、戦局の悪化に伴ない1944年5月1日に中止されました。

地方局として1932年4月1日に臺南放送局(JFBK)、1935年5月11日に臺中放送局(JFCK)がそれぞれ開局しました。臺中放送局の送信機は開局時には局舎内に設置されていましたが、二重放送準備のため北屯に送信設備を移転しました。太平洋戦争中の1942年に嘉義放送局、1944年に花蓮港放送局が開局しました。また南支那派遣軍より厦門廣播電臺と廣州無線電播音臺(廣東放送局)の運営を委託されていました。

台湾からの海外放送として1937年7月16日に南支・南洋向け福建語放送が開始され、徐々にその規模は拡大されていきました。

戦後の1945年11月、台湾政府に接収され、中央広播事業管理処の管轄下になりました。現在、臺北放送局の旧局舎は台北二二八記念館、臺中放送局の旧局舎は台中市工務局、臺南放送局の旧局舎は台南市文化基金会として現存しています。また民雄放送所の建物も國家廣播文物館として使用されています。ここにはMB-15A型送信機が保存されています。

佐藤さんから放送局に関する情報、黄様からは嘉義、花蓮港放送局の周波数を御教示頂きました。ここに深く感謝するとともに厚く御礼申し上げます。

臺北放送局

放送局概要

呼出符号
JFAK
所在地
臺北州臺北市文武町2-3 新公園
周波数
第1放送:750kHz(10kW)
第2放送:670kHz(100kW)
送信機
板橋:形式不詳(Telefunken、10kW)、形式不詳(日本電氣、10kW)
民雄:MB-15A(日本電氣、100kW)
空中線
板橋:自立式三角鉄塔(高さ75m)2基、T型(水平部80m、垂直部72m)
民雄:支線式三角鉄塔(高さ206m)2基、T型
送信所
第1放送:板橋(臺北州海山郡板橋街)
第2放送:民雄(臺南州嘉義郡民雄庄)
受信所
淡水受信所(臺北州淡水郡淡水街沙崙子)
現況
中国広播公司台北台(BED34、657kHz、20kW、板橋)
中央広播電台(747kHz、300kW、民雄)

沿革

1925年6月17日
臺灣總督府旧庁舎(臺北州臺北市榮町)内で試験放送を実施(〜26日)
1928年11月1日
遞信部庁舎(臺北州臺北市書院町)から900kHz(1kW)で試験放送を開始
送信機は東京無線製
1928年11月22日
実験放送を開始
1930年3月31日
板橋放送所、淡水受信所竣工
1930年11月8日
局舎竣工
1931年1月15日
板橋放送所開所
670kHz(10kW)で本放送を開始
1931年2月1日
社團法人臺灣放送協會設立
1936年7月1日
周波数を750kHzに変更
1937年7月16日
日本語、福建語による海外放送を開始(島内向けと同一番組)
1937年7月20日
海外放送で北京語放送を開始
1937年7月29日
海外放送で英語放送を開始
1938年8月8日
海外放送で広東語放送を開始
1938年10月1日
海外放送でマレー語放送を開始
1939年12月1日
海外放送安南語放送を開始
1940年9月28日
民雄放送所開所
1941年2月1日
島内向け番組と海外放送を分離
1941年12月11日
海外放送で比島、マレー、蘭印向け放送を開始(使用言語数11)
1941年度
板橋放送所に日本電氣製10kW送信機を増設
1942年10月10日
670kHz(100kW)で第2放送を開始
1944年5月1日
第2放送を中止
1944年10月1日
仏印・緬甸・華僑向けラジオ東京の中継を開始

臺南放送局

放送局概要

呼出符号
JFBK
所在地
臺南州臺南市大南門城外
周波数
1040kHz(1kW)
送信機
東京電氣製(1kW)
空中線
自立式三角鉄塔(高さ55m)2基、T型(水平部70m、垂直部50m)
現況
中国広播公司台南台(BED47、1296kHz、10kW)

沿革

1932年4月1日
720kHz(1kW)で放送開始
臺北放送局試験放送で使用していた東京無線製送信機を流用
1941年
周波数を1040kHzに変更
東京電氣製1kW送信機に交換

臺中放送局

放送局概要

呼出符号
JFCK
所在地
臺中州臺中市新高町水源地公園内
周波数
580kHz(1kW)
送信機
總督府交通局遞信部製(1kW)
空中線
自立式三角鉄塔(高さ65m)2基、T型(水平部100m、垂直部58m)
送信所
北屯(臺中州大屯郡北屯庄)
現況
中国広播公司台中台(BED58、720kHz、10kW)

沿革

1935年5月11日
580kHz(1kW)で放送開始
1942年
北屯放送所開所
送信機および空中線は臺中放送局から移設

嘉義放送局

放送局概要

呼出符号
JFDK
所在地
臺南州嘉義市榮町5-33
周波数
1070kHz(0.5kW)
送信機
沖電氣製(500W)
空中線
木柱(高さ52m)2基、T型
現況
中国広播公司嘉義台(BED63、1350kHz、10kW)

沿革

1942年8月31日
1070kHz(0.5kW)で放送開始

花蓮港放送局

放送局概要

呼出符号
JFEK
所在地
花蓮港庁花蓮港市筑紫橋通3
周波数
1020kHz(0.1kW)
送信機
臺灣通信工業製(500W)
空中線
木柱(高さ39.5m)2基、T型
現況
中国広播公司花蓮台(BED27、855kHz、10kW)

沿革

1944年5月15日
1020kHz(0.1kW)で放送開始

厦門廣播電臺

放送局概要

呼出符号
XOJL
所在地
福建省厦門市
周波数
華人向:700kHz(0.1kW)
邦人向:920kHz(40W)
奥地向:10020kHz(0.1kW、XOJF)
現況
厦門人民広播電台新聞台(1278kHz、10kW)
厦門人民広播電台音楽頻率(1521kHz)

沿革

1938年8月15日
南支那派遣軍が臺灣放送協會に業務委託して開局
1940年3月1日
海外放送の中継を開始

廣州無線電播音臺

放送局概要

呼出符号
XGOK
所在地
廣東省廣州市
周波数
中波:720kHz(0.5kW)
短波:4955kHz、7225kHz、11650kHz、15190kHz(0.5kW)
現況
中国国際広播電台(1341kHz)
中央人民広播電台中国之声(756kHz)
中央人民広播電台華夏之声普通話和広州話節目(1215kHz)
広東電台衛星広播(648kHz、150kW)
広東電台財経927(927kHz)
広東電台教育之声(603kHz)
広東電台健康之声(999kHz)
珠江経済広播電台(1062kHz、150kW)

沿革

1939年4月15日
南支那派遣軍が臺灣放送協會に業務委託して開局

海外放送

1937年7月29日

時間 方向 言語 周波数[kHz]
15:20〜15:40 南支・南洋 福建語 750、短波
22:00〜22:20 福建語
23:05〜23:20 英語
23:20〜23:35 北京語
23:35〜23:50 日本語

1938年8月8日

時間 方向 言語 周波数[kHz]
15:30〜15:50 南支・南洋 福建語 750
9635
10535
22:00〜22:20 福建語
23:05〜23:20 英語
23:20〜23:35 北京語
23:35〜23:50 広東語
23:50〜00:05 日本語

1938年10月1日

時間 方向 言語 周波数[kHz]
15:30〜15:50 南支・南洋 福建語 750
9635
10535
22:00〜22:20 福建語
23:05〜23:20 英語
23:20〜23:35 北京語
23:35〜23:50 広東語
23:50〜00:05 マレー語
00:05〜00:20 日本語

1939年12月1日

時間 方向 言語 周波数[kHz]
15:30〜15:50 南支・南洋 福建語 750
7295
9695
22:00〜22:20 福建語
22:20〜23:00 日本語
23:05〜23:20 英語
23:20〜23:35 北京語
23:35〜23:50 広東語
23:50〜00:05 マレー語
00:05〜00:20 安南語

1941年2月1日

時間 方向 言語 周波数[kHz]
15:30〜15:50 南支・南洋 福建語 9695
10535
19:00〜19:20 福建語
21:30〜21:45 安南語
21:45〜22:00 マレー語
22:00〜22:30 日本語
22:40〜23:00 福建語
23:00〜23:15 広東語
23:15〜23:30 英語
23:30〜23:45 北京語

1941年12月11日

時間 方向 言語 周波数[kHz]
20:30〜23:50 南支・南洋・
比島・マレー・蘭印
日本語 9695
10535(23:00〜23:50)
福建語
北京語
広東語
英語
オランダ語
マレー語
タガログ語
ビザヤ語
安南語
客家語

1942年12月

時間 方向 言語 周波数[kHz]
21:30〜21:50 南支・南洋 英語 9695
21:50〜22:00 安南語
22:00〜22:10 タガログ語
22:10〜22:50 福建語
広東語
北京語
22:50〜23:00 マレー語

1943年6月頃

時間 方向 言語 周波数[kHz]
20:45〜23:40 南支・南洋・
比島・マレー・蘭印
  9695

1944年10月1日

時間 方向 言語 周波数[kHz]
21:30〜21:45 西南支・仏印・南洋一円・
印度東部・濠州北部・東海岸
広東語(ラジオ東京 9695
21:45〜22:00 福建語(ラジオ東京
22:00〜22:30 日本語(ラジオ東京
22:30〜22:45 英語
22:45〜23:25 福建語
広東語
北京語
23:25〜23:35 安南語

廣州無線電播音臺(1944年11月)

時間 方向 内容 周波数[kHz]
19:35 重慶 子供の時間 11650(XGOK)
19:55 広東語報道
20:10 音楽
20:15 解説・通信
20:25 音楽
20:55 潮州語報道
21:05 音楽
21:25 番組予告
21:30 大東亜時間・地方番組
22:00 北京語報道
22:20 音楽
22:25 北京語解説。通信・講演
22:35 終了

短波送信所

周波数一覧

呼出符号 JFAB JFO JIA JIB JIC JIE JIE2
周波数 7595kHz
9835kHz
9525kHz
9635kHz
15750kHz 8650kHz
10535kHz
19820kHz
5890kHz 7295kHz 9695kHz
出力 3kW 3kW 10kW 3kW 3kW 10kW 10kW
送信機 板橋:3kW×2台
中壢:10kW×2台(所在地:新竹州中壢郡中壢街崙坪)
開局日 1928年11月1日 1934年6月20日
用途
  • 海外放送(JFO、JIE、JIE2)
  • 内地向け定期連絡放送(JIA、JIB、JIC)
  • 対内地無線電話回線(JIA、JIB、JIC)

参考文献


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